鍼について

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トリガーポイント、他関連する部位の状態を整えるように鍼を用いて施術していきます。

痛みやしびれ、自律神経症状に効果が期待出来ます。

トリガーポイントに対する鍼は、「そこが普段の痛みに似ている」「そこが悪いところの感じがする」というような感覚と、ある程度のズーンという「ひびき」(後述します)を感じます


ただ初めての方の場合はひびきによる痛み感覚が強すぎないかを確認しながら進めていきます。

人によっては、しっかりとひびきがあり、施術後に痛重たい感じが残るくらいの方が効果的な場合もありますが、我慢のし過ぎはかえって身体を緊張させますので良くありません。

どれくらいのひびきの強さがその後の症状改善に合っているかは個人差がありますので、様子を見ながら徐々に個人に合わせていきます。

※トリガーポイントについて詳しくは整体についてをご覧ください。

目次

鍼と按摩指圧マッサージの違い

よくマッサージとの違いを聞かれますが、例えば健康保険の適応の違いを見てみると、鍼は主に痛みやしびれなどの症状、按摩指圧マッサージは関節拘縮や筋麻痺です。

私が思うマッサージとの違いは、刺激の種類、刺激できるポイントの広さや深さ、受け手の感覚、だと思います。

マッサージは主に触圧刺激、鍼は侵害刺激です。

その違いによるものかわかりませんが、個人的な感覚では一カ所に与えた刺激で比較すると、マッサージに比べて鍼の方がより強い生理反応を身体が起こすように感じています。

揉んでも取れない凝りでも鍼だとほぐれやすいこともあります。

身体の深い部分に刺激を与えたい場合(トリガーポイントは筋肉の裏側に出来ることが多いです)、マッサージはいくつかの組織越しや組織をかき分けて刺激できる場合がありますが、鍼はピンポイントで刺激出来ます。

マッサージは広い面での刺激が可能ですが、鍼は一点です。

多くの人が鍼よりマッサージの方が受け入れやすく、手軽に気持ちの良い感覚で施術を受けられるようです。

鍼とマッサージは、どこのどのような状態をどのように変化させたいか、であったり施術を受ける方の感覚によって適した施術を選択すると良いのではないかと考えています。

使用する鍼

0.1mmから0.2mm程の髪の毛よりわずかに太い鍼(よく採血で使用される鍼の太さが0.7mmです)を使用し、先端は注射針と異なり、松葉型やきれいな丸い形状をしていて、シリコンコーティングもされているので痛みを感じにくくなっています

鍼はすべて滅菌された使い捨てのものを使用し、安心と安全に努めています。

鍼は痛くないのか?

感じ方には個人差がありますが、ほとんどの方の場合、痛みとしてはたまに刺した時に皮膚が少しチクっとしたかな?ということと、悪い部分に当たるとズーンというような感じがする、という感想が多く、痛みで施術が出来ないといったようなことにはほとんどなりません

鍼にはひびきといって、悪いところに当たると特有の痛みに似た感覚が発生しやすいことと、他にも完全に無感覚というわけにはいかない場合もあり、主に患者さんが訴える鍼の痛みは以下のものがあります。

最初に鍼が皮膚を貫通するときに感じる少しチクッとする痛み。

これは体調(月経、寝不足など)による皮膚感覚の状態も関係しますが、痛点という痛みを感じる受容器の部位や毛穴などに当たることでおこります。

ほとんどは刺す一瞬だけですが、まれにチクチク痛みが続くことがありますので、その場合は刺しなおします。

ある程度は施術者の技術や道具で痛みを感じにくくさせることが可能ですが、痛点は見えませんし、場所によりますが1平方cmに50~350個あるとされており、完全に防ぐことは出来ません。

鍼先が体内の悪い部分に当たった時に出るズーンというような痛重たい感覚

これは鍼灸の世界では痛みと区別して「ひびき」と言っています。

特にトリガーポイントなどの悪くなっているところは痛覚閾値が下がっていて敏感なことが多くひびきやすいです。

マッサージでも凝っている所を押されるとジーンとする感覚があるかと思いますが、それの鍼バージョンなので必ずしも悪いものではありません。

ただ初めての方は特にひびき過ぎると不快ですし、刺激過多となり良くありませんので、鍼の太さや深さ、患部への当て方などで調節していきます。

そうするとむしろ気持ち良いと感じてくる方もいらっしゃいます。

ビリビリっとするような痛み

これは鍼先が神経の近くにいった時に出ます。

神経を狙っている場合は良いですが、そうでない場合は不要な感覚ですのでなるべく抑えるようにします。

丁寧な施術により刺激を減らすことはできますが、身体には細い神経が沢山あり、完全に防ぐことは出来ません。

「鍼」と効くだけで怖くて身体がとても緊張してしてしまう方、鍼刺激が苦手な方には整体のみや運動療法をお勧めします。

鍼の効果

血流改善

鍼の刺激は人間の身体に微小な傷を付けることで生理反応を起こし、血流が向上し、発痛物質の除去や、自己治癒能力を促進させる働きがあります。

人間はもともと自分の身体を自分で治すための様々な自己治癒能力を持っています。

どんな症状もご自身の身体を治すのはご自身の自己治癒能力であり、
鍼はその機能を高める助けになります。

例えば、身体に障害を受けると炎症が起き、血管が拡張し血流が増えることで、白血球を呼び込み異物の排除や感染防止に役立ち、代謝が高まり傷めている部分が修復されていきます。

この働きを利用したものが鍼の効果と考えています。

鍼をすると鍼を刺したまわりが赤くなることがありますが、これはフレア現象といいます。軸索反射という機序によって、鍼の刺激が知覚神経からCGRPという神経伝達物質の遊離を促し、血管に対する神経に作用して血管が拡張し、局所の循環を向上させていることによります。

鎮痛効果

(1)血流が改善することで発痛物質が流され痛みが減ります。

(2)ファシアのからまりや滑走性が良くなること、痛み閾値低下の改善により圧痛や動作痛が減り、関節を動かしやすくなります。

(3)ゲートコントロール説といって、触圧覚が痛みを軽減するといわれています。
これは痛いところをさすると痛みが軽減する、ということと同じで、鍼刺激のほうが主に脳に伝わることで、本来の痛みが脳に伝わりにくくなります。

(4)鍼刺激は内因性オピオイドを放出するとされています。

ヒトはもともと中枢神経において自ら痛み止めを出す機能がありますが、鍼はその機能を促進します。

(5)下行性疼痛抑制系の賦活

ヒトにはもともと痛みの伝達経路を遮断する機能がありますが、鍼刺激はその機能を賦活します。

(6)DNIC(広汎性侵害抑制調節機構)
身体のある部位に加えた侵害刺激によって別の部位の痛みが抑制される現象のことです。
この反応自体は一時的といわれますが、一時的であっても患部の痛みが抑制されることによって、痛みからの緊張で患部の緊張が増し、血流が悪くなる、といったような負のスパイラルから解放されることは効果的な場合があります。



内因性オピオイドや下行性疼痛抑制系の働きが減弱していることが中枢性感作(慢性疼痛に悩まされている方は、長引く痛みにより脳などの神経が変化を起こし、痛みに敏感になってしまっていて、本来は痛みを感じないような状態でも痛みを感じてしまっています)を引き起こすという臨床研究があり、これらの機能を賦活させることが慢性疼痛改善のために大切になってきます。

自律神経に対する効果

鍼による皮膚や筋肉への刺激は、体性ー内臓反射という反射により、刺した所から離れた部位の筋血流脳や内蔵にも変化を及ぼします。その結果、自律神経やホルモンバランスが整うこと、免疫機能の向上により、

  • 腰を治療したのに足も軽くなった
  • スタイルが良くなった
  • 頭痛が良くなった
  • めまいや耳鳴りが良くなった
  • 血圧が下がった
  • よく眠れるようになった
  • 風邪をひきにくくなった
  • おなかの調子が良くなった
  • 冷え性が改善した
  • お肌の調子が良くなった
  • 生理痛が軽くなった
  • アレルギーが改善した
  • 自律神経失調症と言われてなかなか良くならなかった症状が改善した

など体調が良くなることも多いです。

また、心理的ストレスなどにより脳が疲労すると、通常痛みとして感じないものを痛みと認識するなどして、過剰に痛みを感じてしまいます。

そして脳の疲労は痛みだけではなく全身の様々な症状に関係してしまいます。

鍼刺激はβエンドルフィンなどの放出を促すとされており、鎮痛とともに脳に快楽を与えることで、脳の疲労回復にも役立ちます。

身体恒常性機能の保持

人間にはもともとホメオスタシスといって、外部からの様々な刺激の変化に対して、身体の健康を保つため、身体の内部の環境をある一定の範囲内に保とうとする働きがあります。

この機能が破綻すると疾病につながります。

鍼はこの恒常性機能の失調回復に役立つといわれています。

(鍼の適応と研究についてもご覧ください)

鍼通電療法(パルス)

ラスパーエース

刺した鍼に低周波の電気を流すことによって

  • 筋ポンプ作用による血流の向上
  • 低周波による鎮痛系の賦活

等の作用があり、鍼治療の効果を向上させてくれます

電気刺激が苦手な方もいらっしゃいますので、そういう方には使用しませんが、感じるか感じないかくらいの強さで行っても効果が期待出来ます

ピコリナ

ピコリナは出力が微調整できるの身体に優しく、モジュレーションモード(EMS)により弱っている筋肉を賦活できます。
また、マイクロカレント(マイクロカレントについて詳しくは物理療法機器について)が使えることで、鍼通電の刺激が苦手な方や、まだ炎症しているような時期から肉離れや打撲、捻挫、骨折といった外傷の早期回復のサポートケガの一歩手前の違和感日常のコンディショニングまで幅広く対応できます。

ピコリナを用いたマイクロカレントは、痛んだ組織に直接届きますので効果的です。

鍼による副作用

違和感が残る

異物である鍼を身体に入れますので、刺激が強すぎたりした場合や、特に初めての場合は刺鍼部位に痛重たいような違和感が残ることがあります。

当院では初めての方の場合、細めの針を用い、お客様の反応をしっかりとみながら治療を進め、残る違和感を最小限にするように注意しています。

ただこの違和感は何度やっても残りやすい方もいらっしゃいます。

特にトリガーポイントの施術の場合、違和感が少し残るほうが後に症状が改善しやすい方もいらっしゃいますので、慣れてきたらそのバランスをみながら調整します。

ほとんどは数日で回復します。

疲労感が残る

施術により筋肉の緊張が下がったり、全身の血流状態が変化するために疲労感を感じることがあります。

正常な身体の反応によるものですが、力が入りにくい場合もありますので、施術後はゆっくりできる時間を確保していただく方が良いです。

出血、内出血

全身そうですが、特に毛細血管の多いお顔などの場合、血管をすべて避けて鍼を刺すことは不可能ですので、わずかな量ですが出血がおこる場合があります。

内出血の場合、直後にわかるものもありますが、次の日や数日たってから表面にあらわれてくる場合もあります。内出血は重力により下がってきますので、刺した場所より下方に見られることが多いです。

内出血はお化粧で隠せる範囲や色のことがほとんどで、約1~数週間で消えていきます

内出血については審美的に良くはありませんが、内出血をひかせるために身体の自己治癒能力がより働くようになりますので、その部位には良い影響であるとお考え下さい。

めまい、症状の一時悪化、発赤、掻痒感、痛み、しびれ、吐き気

これらの症状の原因は様々です。

めまい、吐き気:脳、内臓の神経や血流変化によるもの

痛み、症状の一時悪化:刺激が強すぎた場合(これに関しては正常でも少し起こりえます)

腫れを伴う発赤、掻痒感:施術での組織損傷による炎症、アレルギー反応、血流の向上によるもの(これに関しても正常で良い反応の場合もあります)

しびれ:神経に粗雑な刺激を与えてしまった場合、多くは一過性の神経伝導障害で、1~2週間で回復していきます

鍼による医療過誤

適切に行われていれば鍼灸は安全と思われますが、実際には以下のような医療過誤、有害事象も報告されています。

これらには十分注意をしていますが絶対におこらないというわけではありません。

抜鍼困難(ばっしんこんなん)

筋肉の攣縮により鍼が抜けなくなることです。

不意な体動や雑な施術などによる痛みで強く筋肉が攣縮してしまった場合などにおこります。

ほとんどは筋緊張が落ち着けば抜くことが出来ます。

折鍼(せっしん)

何らかの不注意により折れた鍼が体内に留置されてしまうことです。

少し前までは敢えて折れた鍼を体内に残す治療法がありましたが、現在は行わないのが一般的です。

折れた鍼は体内を移動し、内臓に迷入したり神経障害を起こしたという報告があります。

一般に鍼を再利用することで鍼の強度が下がったり、筋攣縮などで鍼が抜けなくなった場合に不適切に引き抜こうとすると折鍼の確率は上がりますが、鍼は使い捨てを使用しており、抜鍼困難の際には適切に対処することで折鍼を防ぎます。

感染

鍼によって病原菌が感染することです。

感染に関しては、消毒の徹底とお客様それぞれに新しい使い捨て滅菌済みの鍼を使用することでリスクを最小限にしておりますので、可能性としてはゼロに等しいと思います。

神経障害

粗雑な手技等により神経を損傷してしまうことで起こります。

神経は数か月から1年ほどかけて元通りに回復する場合もありますが、症状が残る場合もあります。

丁寧に手技を行うことでリスクを軽減していきます。

気胸

誤って肺の周りにある胸膜というものに傷をつけてしまうと、気胸となりその側の肺で呼吸が出来なくなります。

これは重大な副作用ですぐに医療機関での処置が必要となります

施術者は胸郭周りの解剖学的知識と鍼をコントロールする技術を持ち、常に細心の注意を払って施術しておりますのでご安心ください。

営業案内

営業時間
9:00~21:30

営業時間   9時~21時30分 (最終受付20時30分、時間外応相談)

休院日   不定期、HPでお知らせいたします。休院日もあらかじめお問い合わせいただければ対応可能な場合があります。

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