痛みと感覚入力

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痛みはなぜおこるのか?

痛みや不調は一般的に悪いものとしてとらえられますが、痛みや不調は脳が身体を守るために発生させているもの、筋肉や不調自体はあくまで脳の指令を受けて起きている、という見方も大切です。

痛みや不調を防ぐために大切なこと

身体を良くするためのメソッドは、筋肉をつける、運動をする、規則正しい生活や食事、整体やカイロ、オステオパシー、マッサージ、鍼灸、ピラティス、ヨガ、アレクサンダーテクニーク、など様々なものがあります。
これらはやり方によってもちろん効果的と思いますが、脳に対する考え方やアプローチを意識するとより良いと思います。

身体を良くするために最も基礎的に大切なことは、日常の動きを効率の良いものに変えていくことです。

多少効率の悪い動きをしていても、人間の身体はそれをカバーしようとするのですぐさま身体の痛みや不調につながることはありませんが、後にそれが原因で痛みや不調の原因となります。

施術を受けて筋バランスが整ったり、腹筋や背筋が弱いから鍛えるとか、太ももや足首が硬いからストレッチするということを行うことで一定の効果はあるかもしれませんが、日常の動きが効率的になるかというと難しいと思います。

多くの日常は無意識ですので、無意識でも効率の良い動きが出来るように神経系を整えることが大切です。

その効率の良い動きを得るために、筋力や運動機能を鍛える事はもちろんなのですが、その前に必要になってくるのが、感覚情報のインプットを改善することです。

私たちの身体の動きは常に、感覚入力、脳における統合、運動指令、これらの協調により行われます。

つまり、正確に動くためには正確に身体の姿勢などの情報を脳にインプットする必要があります

姿勢制御で必要な感覚入力

様々な運動に関わってくる姿勢制御に関する感覚入力で大切なものは、視覚、前庭覚、体性感覚、といわれるものです。

前庭覚とは耳の中にあり平衡感覚(重力に対して頭の向きや、直線・回転運動の加速度を感じる)を伝え、体性感覚とは皮膚を触られた感覚、筋肉や腱、靭帯や関節からどれくらい伸びているかやどれくらい曲がっているかなどその位置覚を伝えるものです。

例えば、浮指や前足部の荷重が増えているなどで足の裏の接地がきちんと行われていない状態ですと、脳には不鮮明な情報しかインプットされないので、今の足元はどうなっているんだろう?など脳が不安を感じ、身体を守るために不要な筋肉の緊張を生みスムーズな動きが行われなくなります。

そういった場合、足裏の接地が良くなったり、脳に動かせていなかった足の関節などがしっかり動かせているという感覚が入力されるだけで、脳が発生させていた不要な痛みや不調が消えることもあります。

また、脳の不安は様々な情動にも影響し、うつ感情やイライラにもつながります

視覚、前庭覚、体性感覚について

視覚

現代はスマホやデスクワークなどの増加により目を動かす必要がなくなってきており、目の機能も低下してきています。

例えばスマホなどで近くの一点しか見ていないなどで目の機能が落ちていると、自転車に乗っている時の周りの広く流れのある景色から自分がどのように動いているかや、広い景色を認識する機能が悪くなっています。

やはり目から入る情報も正確な方が脳に多くの情報がインプットされますので効率的な運動の構成に繋がります。

改善方法としては、目の周りの骨や皮膚にマッサージすることも(眼球を押してはいけません)一つですし、頭は動かさないで立てた指を追いかけるように目玉を縦横斜めに動かしたりして目を鍛えます。

また、目の動きと頭の動きは密接に関係しますので、例えば一点を見たまま頭を動かすなど目と頭を連動させて鍛えるというのも良いです。

最近ではビジョントレーニングというものもあり、子供の発育、スポーツ、リハビリにおいても視覚は重要視されています。

前庭覚

こちらもやはりスマホなどを見つめて動かないことが多くなってきていますので弱い方が多いようです。

頭をいろんな方向に動かすことが大切で、四つ這いやサイドプランク、リバースプランク、でんぐり返し、逆立ち、などで運動するのが良いと思います。

体性感覚

現代の方は動かしていない筋肉や関節が多くなっています。動かしていても同じ場所だけであったり、一定の範囲や方向だけであることが多いです。

マッサージなどの皮膚刺激も良いですし、他の人に動かしてもらって動かし方を認識することも良いですが、できれば自動運動で、とにかく全身の関節、筋肉をすべての動かせる方向と動かせる大きさで動かしてあげることが大切です。
*痛みのない範囲で行ってください、痛みがあると脳は恐怖を感じてしまい逆効果です。

最初は動かしているつもりで動いていないところも多いですので、人に見てもらったり、なかなか動かす感覚が分からない場合はそこを触ったり何かものを当てて感覚を高めたりして、少しづつ自分の身体を認識してコントロールできる場所を増やしていくと良いです。

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